私たちは、犬を飼う前にその犬種の持つ特性をよく勉強し、その犬を飼えるスペース、一緒に過ごせる時間、そしてその犬種や個体的性質が自分達の求める犬との生活に合うかどうかを知ったうえで犬種を選ぶのがいいでしょう。
もしもそうでなければ愛犬を扱いきれず結果的に問題行動をおこさせ、飼い主、犬と共に不幸な結果になります。
自分の犬との生活が苦痛になり犬は、飼い主に愛情をかけられず最悪の場合捨てられたり、安楽死させられたりする犬まで出てしまいます。しかしその責任は、犬ではなく適切なしつけをしてあげられなかった飼い主にあるのです。そしてなによりその犬を選んだのは、飼い主自身なのです。
今からでも遅くはありません。犬のことをもっと知り適切なトレーニングをすれば、あなたが思い描いていた素敵な犬との生活ができることしょう。
トレーニングは、愛犬と力比べをしたり、犬を奴隷にしたりするものではありません。ましてや問題行動に対して体罰を与えるのではなく、犬に正しいことを学習させ、それらを喜んでするようにさせることが大切なのです。しかしそれはたいへん根気が必要になります。そしてなによりも「この子といっしょにがんばるんだ」という愛情が必要です。犬も人間と同様に理屈に合わないことで叱られたり、いつまでも叱ったりしても飼い主に対し不信感を持つものです。犬の表情や態度、欲求、体の調子がわかるようになりましょう。そうすれば飼い主が常に犬の状態から適切な指示を出せるようになります。
私は長年、犬の訓練等に携わってきていますが、日常生活において、特に、「待つ」こと、「呼べば来る」ことの二つがもっとも重要であり全て訓練の基本だと思います。いろいろな訓練がありますが、この二つが中途半端だと最悪の場合、犬の命にかかわることがあるからです。 飼い主は、やさしく誘導しながら社会生活のマナーを入れると同時に、まずはこの二つを基礎として、様々な訓練ができるということを知っていただきたいと思います。 しつけや訓練の入っている犬との生活は、それこそ映画やドラマであるような素晴らしい生活、時間を私たちもたらしてくれます。
そしてそのお手伝いをすることが、専門知識と経験豊富な私たちの使命としています。




